第1弾○○中 「脱走中」 開始
前回の記事の続きです。
思春期からやりたいと思っていた逃走中!ついに自分が企画者となってできるときがきた!準備も入念にやって、いよいよ逃走中ならぬ「脱走中」が始まる! !
紐を引く1人以外の人たちは後方にスタンバイ。紐を引いたらいつでも逃げられるように脱走者たちはスターティングダッシュの体制だ。
まず1人目、
ゾンビの前に向かい、恐るおそる紐に手を伸ばす。しかし恐怖でためらってしまい、引くことができない。少しの長い間があったが、勇気を振り絞って引く。
「引きまーす!」
緊張が混ざる他の脱走者にもしっかりと聞こえるような声で宣言したあとにゾンビから逃げるように紐を引いた。
。。
。。。セーフ。
おおおお〜
後方から歓声が沸き起こる。
無事にセーフだった1人目の脱走者は他の誰かがハズレを引くまで遠くの方へ逃げられる。
2人目。
1人目と同じようにゆっくり歩を進めながら向かう。
2人目もセーフ。。
それからなんと13人目までハズレを引かなかったのである。
ぼくたち運営側もここまで予想してなかった。
8.9人目でハズレ引くんだろうなと思っていた。
そして最後の14人目。
ハズレは2分の1である。
他の脱走者はセーフだったため、すでに遠くのエリア内にスタンバイしている。
14人目の脱走者がゾンビの前に向かう。ゾンビたちも早く動き出したいらしく、脱走者をにらむ。2本のうちの1本を選び、握った。
「引きます。」
もう後方には他の脱走者はいなかったので、自分に言い聞かせるように呪文のように言った。
ヒュッ!。。。。
。。
セーフだった。
まさかの序盤からのどんでん返し。
誰か1人は犠牲になってスタートするかと予想していた。そして犠牲になった脱走者はかわいそうなので慰めてあげようかとも考えていた笑
ところがどっこいみんな逃げちゃった笑
全員無事に引けたので、
最後の脱走者が逃げてから1分後にスタートした。
スタートは9:15。
ようやくゾンビたちが動き出した。
つづく